2017年02月24日

読書時間ゼロ

古書会館に向かって靖国通りを駿河台下の交差点まで来ると、道の向こう側の三省堂書店に「村上春樹堂」の看板が掲げられ、机に山積みにされた本の脇に、店員さんが立っていました。

新聞やTVニュースによれば、この場所に、午前0時には50人ほどの人が並んだということです。通りかかったのは正午過ぎ頃のことでしたが、その時間には、もう特に人だかりがしている様子はありませんでした。

初版の刷り部数が130万部だと聞きます。本としては驚くべき数字ですが、工場生産品とすれば、ビックリするような数ではないでしょう。また、読者を視聴者と言い換えてみても、やはり大きな数字とは思えなくなります。

RIMG1727それでも130万人が同時に読む本、というのは、ちょっと不気味な感を抱かされます。そういう本が、あって悪いとまでは申しませんが。

新聞ではもう一つ、「読書時間ゼロの大学生が50%」というヘッドラインが目を惹きました。大学生協連合会が長年続けているアンケートの、最新の結果だとのことです。

アンケートの正確な質問内容は分かりませんが、そもそも「読書」とはどういうことをさしているのでしょう。本を開いてマンガを読む、スマホで資料を読む、これらは「読書」に入るのか入らないのか。

本を読まない大学生、ということを強調したいのかもしれませんが、勉強に追われて本を読む暇がないとも考えられます。勉強=読書とは限らないのですから。

あるいは、勉強のために本を読むのは読書ではない、と考えている大学生も多いかもしれません。ステレオタイプではない分析を、期待したいところです。

konoinfo at 23:15│Comments(0)TrackBack(0)

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