2017年03月07日

意図せざる置き傘

洋書会が終わって古書会館を出ようとすると、雨が降っておりました。

午後3時頃から降り出したのは知っていたのですが、通り雨のようでしたので、帰る頃には上がっているだろうと、たかをくくっておりました。

冷たい雨が、案外しっかり降っています。さてどうしようかと玄関口でしばし佇んでいると、「河野さん、お預かりものが…」と受付席の職員さんから声が掛かりました。

背後から取り出したのは一本のビニール傘。柄に目印の赤いテープが貼ってあり、確かに店主の傘です。

すっかり忘れておりましたが、数か月前、古書会館に向かって駿河台下交差点を渡った時、会館の方から、雨の中を悠然と歩いてくる先輩業者さんをお見かけしました。

降り出して間がなかったのですが、その時分までには今日のようにしっかりした降りになっていて、このまま歩いて行かれると、濡れ鼠になってしまいます。

店主の方は、もう会館まで目と鼻。持っていた傘をその先輩に、お使いくださいとお渡ししました。ボロ傘ですから、お返しいただく必要はありませんと申し添えて。

RIMG1757後日、会館でお会いした時、お礼と共に「受付に預けておいた」と、確かにお知らせいただきました。それをこの時まで、まったく失念していたのです。

有り難くその傘をさして、帰途に就くことが出来ました。店に帰りつくころには、雨も上がっておりましたが。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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