2017年03月26日

引取り先

この年度末は、研究室からの引取りが一つもありません。必ずしも有り難いお話しばかりとは限りませんが、なければないで、淋しい気もいたします。

退職される先生が一人もおられないということはないと思いますから、あるいは「古本募金」が大賑わいにでもなっているのでしょうか。もっとも、彼らの向こうを張ろうという気にはさらさらなれませんが。

先日も、あるご婦人から、ご主人の院生時代の専門書を引き取ってもらえないかというお電話をいただきました。30年ほど前の本だということです。

お断りしておきますが、これは駒場とは無関係の話。30年前の専門書というだけで、まず腰が引けます。さらにお話を伺っていくと、「マル・エン全集が20数冊ある」とか。ご専門は経済学、それもいわゆるマルクス経済学。

KIMG0192そうと聞けば、ほとんどの古本屋は尻込みすることでしょう。やがて、何軒か懇意にしていた古本屋があるというお話をされました。

そこで、そうしたお店に頼まれたらいかがかと申し上げると、かつてある業者が引き取りに来たことがあるとおっしゃいます。どうやら今回処分したいのは、その時に「自店向きではないから」と残して行った本のようです。

丁重にご辞退申し上げますと、どこか紹介してもらえないかとの仰せ。それも控えさせていただきました。

「古本募金」をご紹介すれば良かったでしょうかね。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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