2017年03月30日

市場は有り難い

昨日、今日と、今週の洋書会で落札したフランス書約200冊を、せっせと値付けしております。

ドゥルーズ、デリダ、ナンシーなど現代思想の著作から、ベルクソンさらにはデカルトの研究書まで、比較的状態もよく、店の棚に入れたい本ばかり。

この間の火曜日は、それほど出品量が多くなかったなかで、これだけは手に入れたかった口でした。

RIMG1796おそらくその3倍以上の量を引き取って来られたものを、荷主さんご自身が丹念に仕分けして、思想関係ばかりを一山にまとめられたようです。

あとは文学関係、大判美術書、そしてポケット判がそれぞれ一山ずつに分かれていました。

仮に店主が仕分けても、同じようになったかもしれませんが、ここまでしっかり分けるのは結構な手間です。その挙げ句に、自分の欲しいところは他人に落とされるというのが、いつものパターン。

今回は、その逆の形になったわけです。店主が「とんび」でありました。

もっとも落ちたのは中札でしたから、荷主さんが、そこまで執着されていたとは思えません。せっかくなら上札になってほしかった、という悔いは残るとしても。

それにしても店主にとっては有り難い限りでした。自分の欲しい所だけがまとまっていて、それだけを値踏みすれば良かったわけですから。

これが直接お客様のところから引き取るとなると、この何倍にもなる残りの本についても、評価をつけなければならず、はたしてご納得いただけるような価格をご提示できたかどうか、自信がありません。

「市場は有り難い」という、ある同業の十八番が頭に浮かびました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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