2017年04月03日

「古本派」って?

朝日新聞の週末別刷りに「Be」というのがあります。店主はふだん、よほど気になる記事でも載っていない限り、まず目を通しません。

それを知っている家人が、今日、わざわざ先週の「Be」を店主の目の前にかざしました。

「be between 読者とつくる」という企画欄に「あなたは古本派ですか?」と題して、アンケート集計といくつかの意見が、記者さん自身の見解も交えて紹介されています。

一読、古本屋としては不愉快な気分にならざるをえませんでした。なにしろ問いに「いいえ」と答えた人の理由として「古本を買うなら図書館に行く」「汚れている」「他人が使った本はいや」などと並んでいます。

そう答えた人びとに対して、不愉快を感じるのではありません。そういう設問をする(回答を用意する)ことに対して不愉快を感じたのです。

RIMG1800世間には古本を汚いものと思っている人が多い。そんなことを知らされたからと言って、古本屋としてはどうすればよいのでしょうか。どこかのチェーン店のように「うちはきれい」とか「除菌しています」とか宣伝するのでしょうか。

そもそも「新古書店チェーン」の「おどろくほどきれい」な古本や、「新刊本を1年後に半額で」買おうという人々を「古本派」に数えること自体が、おかしなことです。

この記者さん「ここ数年、古本を買う頻度が増え」たそうですが、店主の見るところ、まず古本屋に足を運ばれることはないのではないか。そう思えるほど、この記事には古書店、および古書を商うものへの目配りが希薄です。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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