2017年04月18日

仕分け直し

出がけに雨は上がっていましたが、井の頭線も、半蔵門線も「強風の影響」で遅延、ダイヤ乱れ。

渋谷から神保町までがいつもの倍以上、30分近くかかりました。おかげで到着したのは10時5分過ぎ。ふつうなら10分以上前には着いていたはずです。

しかし今日も出品量は多くなく、しかも仕分けの口がありませんでしたので、ほかの当番会員ともども、午前中を手持無沙汰に過ごすことになりました。

そこで出品物をじっくり見ていくと、大きな山の中に、何とももったいない本がチラホラ見えます。荷主さんに連絡して、何点か分けさせてもらうことにしました。

チラシ話は変わりますが、今期の組合広報部は、前期までポスターとして各店に送っていた即売展情報を、チラシに変えました。店先に置いてお客様に持ち帰っていただこうという戦略です。

ただし各店に送ってくるのは2部ずつ。残部は古書会館に置かれています。ケチっているのではなく、無理強いを避けているのでしょう。そのように「忖度」し、今日一束、それを引き取ってまいりました。

その折り畳みチラシの一面に「私と市場」というエッセイ欄があり、若手の二人が寄稿。一人が、大山から宝物を見つけ出すような「ぼろ儲け」をしたいと書いています。

もちろん古本屋なら誰でも夢見ることですが、出品者(こちらの側となる可能性だって誰にもあります)とすれば嬉しい話ではありません。

そしてそれは、市会としても名誉な話ではない。宝物として「ぼろ儲け」されるならまだしも、気づかずに捨て去られることだってありえます。

そんなわけで、お節介を承知で、仕分け直しを申し入れたりするのです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)TrackBack(0)

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