2017年04月19日
『古書の道』
思いがけなく同業の大先輩、沙羅書房さんから、記念誌をご恵贈いただきました。創業五十年の節目として出版されたものだそうです。
A5判上製布装カバー付251頁の立派な造本。ご本人のお仕事ぶりそのままに、本格正統の体裁となっています。
おもな内容は「沙羅書房五十年の歩み」と「沙羅書房古書目録掲載善本集」。まさに読んで字のごとく、沙羅書房半世紀の記録です。
そこから明らかになるのは、ご自身の絶大な努力と、いくつかの幸運なめぐりあわせ。
店主など伝説としてしか知らない、オイルショック前後の本が飛ぶように売れた話などを読むと、つい遅れてきた身の不運を嘆きたくなります。
しかし同時代の古本屋さんが、全て沙羅さんのように成功されたわけではないことを思えば、やはり幸運をつかむのも努力の結果。当たり前のことですが。
店主にとっては、立派な目録もさることながら、話に聞いていた様々な業界エピソードを、あらためて文字で確かめられたのが喜びでした。
それにしても、日ごろはご挨拶するだけで、お話しする機会もあまりない店主あたりにまで、なぜお送りくださったのでしょう。
以前一度ビニール傘をお貸しした、そのお礼だとすれば果報に過ぎます。あるいは、いつまでもうだつの上がらぬ後輩に対する、励ましなのでしょうか。
A5判上製布装カバー付251頁の立派な造本。ご本人のお仕事ぶりそのままに、本格正統の体裁となっています。
おもな内容は「沙羅書房五十年の歩み」と「沙羅書房古書目録掲載善本集」。まさに読んで字のごとく、沙羅書房半世紀の記録です。
そこから明らかになるのは、ご自身の絶大な努力と、いくつかの幸運なめぐりあわせ。
店主など伝説としてしか知らない、オイルショック前後の本が飛ぶように売れた話などを読むと、つい遅れてきた身の不運を嘆きたくなります。
しかし同時代の古本屋さんが、全て沙羅さんのように成功されたわけではないことを思えば、やはり幸運をつかむのも努力の結果。当たり前のことですが。
店主にとっては、立派な目録もさることながら、話に聞いていた様々な業界エピソードを、あらためて文字で確かめられたのが喜びでした。
それにしても、日ごろはご挨拶するだけで、お話しする機会もあまりない店主あたりにまで、なぜお送りくださったのでしょう。
以前一度ビニール傘をお貸しした、そのお礼だとすれば果報に過ぎます。あるいは、いつまでもうだつの上がらぬ後輩に対する、励ましなのでしょうか。
konoinfo at 19:30│Comments(0)│TrackBack(0)│
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