2017年05月06日

束の間の季節

RIMG1918今日はとりわけ静かな一日でした。昨日のことを思うとなおさらにです。

昨日の夕方、といっても日も高い午後5時前。制服姿の一団が、歓声を上げて店頭のジャンクおもちゃのワゴンの前で立ち止まりました。

どうやら高校生らしい男女それぞれ4名ずつ。大声を競い合うようにして喋り始めます。そのけたたましいこと。

5分もすると話題はいつしかおもちゃから離れ、クラスの誰それの噂話。親の職業がどうだとか、住所がどこそこの高級住宅街だとか。

やがて誰かが「キノコを採ると共謀罪」というと、一人が「ニュース見ないから知らない」と応じ、別の一人が「キノコ嫌い」と言い、また別の一人が「えーっ、キノコおいしいよ」。

聞き耳を立てていたわけではありません。スズメなどが木の枝で一斉に囀るのを聞いたことがおありでしょうか。まさにあれ。そのなかから時おり、意味のある言葉が聞こえてくるといった具合。

甲高い笑い声も混じります。よほど止めてもらおうかと、何度も思いました。仮にも本屋ですから、お客様には静かに本をご覧いただきたい。しかし店内にはまるでお客様がおられないし、あまりに楽しそうでもあります。

結局、店も閉め終え、帰るばかりとなった午後6時半、宵闇の増してきた表で、ついには座り込んで話し始めたのを見るに及び、ようやく退去を促したのでした。

おとなしく引き上げた彼らを見て、途中で追い返さなくてよかったと思いました。青春は束の間です。店頭で楽しく話せるのも束の間。何しろ直に蚊の季節です。

konoinfo at 18:30│Comments(0)TrackBack(0)

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