2017年06月23日

草稿の価値

スマホを店に置いたまま古書会館に出かけ、到着してからそのことに気が付きました。一日、心もとない思いで過ごすことになり、ますます依存度が高まっていることを思い知らされました。

似たようなものに老眼鏡があります。今やそれなしでは日常生活に大きな不便をきたします。文書類を読むことはほぼ不可能です。

メガネの方は老化に伴う視力の衰えが原因。スマホは機器の進化で便利が増したことが原因。一応そのように、違いを挙げることはできます。

しかし本当にそうでしょうか。機器の進化の一方で、心身に何らかの退化が生じていないとは言い切れません。そう思いつつも、やはり手放せなくなっているのですが。

RIMG1985さて今日の明治古典会は、事情により一週前倒しとなった月末特選市でした。フリ市も行われ、内田百里僚餞福∋暗舁概夫の草稿、堀辰雄の限定本などが目を惹きました。

なかでも三島の草稿は、400字詰原稿用紙たった一枚で結構な落札額になり、根強い人気を伺わせました。

草稿と言えば、先月のフリ市に現れた司馬遼太郎のものが今日、新聞などでニュースに取り上げられています。それによると納まった先は司馬遼太郎記念館だったとか。

いまどき、そんな予算を用意できる機関は無かろうと推測したのは、店主の誤りでした。確かに同館にとっては目玉ともなるべき資料で、よそに取られるわけにはいかなかったのでしょう。

それが安い買い物だったか、高い買い物だったかは、これからの同館の活動が明らかにしてくれるはずです。

konoinfo at 22:39│Comments(0)TrackBack(0)

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