2017年10月24日

ホラー物の一口

RIMG2353今日の洋書会、「英語の推理怪奇小説を21箱ほど出品」という連絡が、昨日のうちに入っておりました。

果たしてどれほどの量かと想像しながら出かけてみると、思ったほど台が埋まっていません。

殆どがペーパーバックだったこと、そしてなにより「箱」が小さかったことが、その理由でしょう。

とは言っても、いかにも怪奇、ホラーらしく黒に銀や赤の配された表紙の本が、冊数にすれば数百冊はあった気がします。いくつかの山に分けられて、ずらりと並んでいるのは壮観でした。

そんな風で、表紙の色は黒かったのですが、いわゆる黒っぽい本ではなく全体に白っぽい本。つまり比較的新しい本が中心。あまり店主の趣味ではないので、じっくりとは見ませんでしたが。

関心が低かったから、大した量に見えなかったのかもしれません。もし自分で買うとなったら、置き場所に困るような量であったことは確かです。

それが一番大きな一口物で、ほかにも何口かの出品がありましたが、見て回ったところ、どうも入札意欲をくすぐる物が見つかりません。

そこで、雑用を済ませたあと、開札まで待たずに先に失礼することにいたしました。

雑用というのは昨日、中央市会に出品してボーになった本の片づけ。何度か組みなおしては出品している本も多く、いい加減に処分しようかと思ったのですが、しかし捨てるには惜しい。

そこでロッカーに押し込んできたのです。冷静に考えれば、ロッカー代がもったいないようなことですが、やはり本が一番捨てられないのは、古本屋自身なのです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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