2018年02月19日

時期一番

今日は、中央市会大市会の入札日でした。

この大市会が、もう長いこと使っているキャッチフレーズがあります。「春一番!値段一番!時期一番!」

我が師匠である五十嵐さんは、今では最古参に近い中央市会会員ですが、店主の修業時代は、会長も務められ、最も熱心に会の運営にかかわっておられた時期でした。

ですから「値段一番」ということについても、しばしば聞かされた記憶があります。おかげで後に、このフレーズがポスターや目録に載るようになった時、オヤジさんの発案ではないかと思ったものです。実際に確かめたことはありませんが。

覚えやすいフレーズだから、長いこと使われているのでしょうが、理屈から言うと順序がちょっと違います。

春一番の季節にある大市で、年度公費の執行が締め切り間近で、だから注文が重なって良い値段になる。時期一番だから値段一番。最初はその順番だったような気もします。語呂の良さから、現在の順番になったのでしょうか。

RIMG2645その肝心の公費注文ですが、昔と比べると、図書予算自体が大幅に減ってきているうえ、仮に余っても、消化についての制約が厳しくなっているようで、かつての年度末特需は今や夢物語と言われます。

昔からほとんど特需と縁のない小店ですが、昨日の下見日に出かけ、わずかながら入札してまいりました。しかしどうやら、今でも「時期一番」だったようです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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