2018年03月13日

専門店は辛い

朝の空気は冷たかったのですが、昼間は予報通り、コートどころか上着さえ要らないほどの暖かさ。カーディガンに短いコートで出かけたものの、帰りはそのコートが手荷物になりました。

今日の洋書会は、先週に続いて、さほど量はないながら仕分けが2口あって、ほどほどに作業をして昼食になるという、当番としては理想的な展開。

これで出来高も上がれば、会としても文句のないところですが、そううまくはいきません。ただ一方の口は、1冊2冊で封筒をつけられる一点物が多く見つかり、荷主さんには多少とも満足してもらえたと思います。

もう一方は研究室からの本とかで、比較的状態が良いものでしたが、全集などに不揃いが多く、さほど良い値にはならなかったようです。

いつもながら不思議なのは、この2口、どこか似た傾向の、いずれも英文学関係。こんなことが良く起こります。しかし一方が全集、研究書中心だったのに対し、他方には挿絵本などの限定本が混じっていたことで、売り上げに差がついたのでした。

近頃こうした研究書は、専門の異なる店が引き取ってきて出品するケースが目立ちます。

RIMG2674もちろん以前から、付き合いの深かった店ではなく、別の店が引き受けることはありました。ただし昔は、お客様のほうに何か憚るところがあって別の店を選んだのに対し、最近は、専門店の側が尻込みした結果、やむなく別の店を頼ることが増えているようです。

かつて売った値を考えると、とても引き取り値を言い出せない。そんな専門店の事情があるようです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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