2018年05月11日

安易な改善策

今日は市場で、いささかショックな話を聞きました。近く、ゆうメールについては、集荷は行わないことになるというのです。

郵便事業が赤字であるというような話は、以前から聞いておりました。

さらに、現場では深刻な人手不足で、業務過重の状態が続き、疲弊しきっているという話も、つねづね集荷員さんなどから聞かされておりました。

ことにヤマト運輸の大幅値上げが話題になった前後には、あの労働環境は決して他人事ではない、という声もよく耳にしたものです。

RIMG2748ですから経営の改善が大きな課題であったことは、充分理解できます。この春になって、ゆうメール、ゆうパックの値上げが発表された時も、ついに来たかと、半ばやむを得ない思いで受け止めました。

もっとも小店の場合、ネット表示価格はあくまで店頭販売価格であるという考えから、送料はお客様に負担していただいております。

その意味では直接の影響は受けないわけですが、もともと低価格の商品が多いため、お客様にに跳ね返る100円、200円の負担増が、購入をためらわれる理由にならないとは言い切れません。

それでも、ここまではまあ、営業努力で解決すべき問題なのでしょう。しかし、集荷サービス廃止というのは、値上げとは次元の異なる、深刻な問題です。まだ不確定な部分はあるようですが、このままですと土日休には、発送ができないことにもなりかねません。

利用者にだけ不利益を押し付けるような改善策は、決して良い結果を生まないと思います。知恵を絞って、サービス低下とならない方法を考えてもらいたいものです。

konoinfo at 22:07│Comments(0)

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