2018年05月13日

南部へ引き取りに

朝の9時半ころ、五反田の南部会館に着くと、ちょうどトラックが荷物を積み込もうとしているところで、何人かの顔見知りの同業が集まっていました。

積んでいたのは、明日から始まる「新橋古本まつり」に並べる本。積み次第、設営に赴くのだそうです。午後から雨という天気予報にうんざりしている様子でしたが、明日以降は天気が良くなるのだからと、励ましの言葉を。

トラックの積み込み作業が終わるのを待って、それまでに集めておいた昨日の落札品を、車に積み込み、店に戻ったのが10時半。

いつもより時間がかかったのは、トラックの作業を待ったこともありますが、落札品自体も近頃としては多かったから。実は待っている間に、不要な本を選り分けていたのですが、およそ10本ほどになりました。

RIMG2794それを会館に残し、それでも20本ばかりを店に持ち帰ったのですが、明日も明後日も洋書会で店を空けることになります。急いで整理し、裏に無理やりスペースを作って押し込みました。

整理する中で分かったのは、3枚札の下札で落札した100冊あまりの本が、ある音楽学者の旧蔵書だったことです。それも日本音楽の研究者として著名な。

菊版函入りの、昔なら1冊何万円もした本が目について、つい札を入れたところ、思いがけない安値で落ちてきたのですが、調べてみると、ご多聞に洩れぬ値崩れぶり。それでも落札価が落札価ですから、目当ての何冊かで帳尻は合う勘定です。

とはいえその他の本。芸能関係については、できる限り小店で売っていくつもりですが、一緒に混じっていた国文や歴史関係の本は、その処置について、頭を悩ませることになりそうです。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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