2018年06月06日

急ぎの買い物

昨日、洋書会に出かけるとき、30分ばかり遅刻したということを申しました。

ところが実際には、さらに15分ほど遅れたのです。そのわけは、履いて出た靴が壊れてしまったから。

KIMG0584気がついたのは、井の頭線を出て半蔵門線のホームに降りたあたり。ふと踵が外側に沈むような感じを覚え、それほどすり減っていただろうかと、立ち止まって靴裏を確かめてみました。

たまにしか履かない靴ですから、踵はさほど減っていません。しかし良く見ると、靴底と踵部分との間に亀裂ができています。

薄茶色のローファーで、底は柔らかなゴム素材。足裏の感触がソフトな点が気に入っていたのですが、そのソフトなゴムが経年劣化して、踵が外れかけたものと思われます。

高価なものでないことはもちろんで、寿命と言われれば惜しくもありませんが、今にも分解してしまいそうな靴のまま、一日を過ごすことはできません。

思い浮かんだのは、神保町駅を出て古書会館に至る少し手前に店を出している靴屋さん。そして同時に、ずっと以前に同じような状況があったことも、思い出しました。

あの時は今回と違って、前方の靴底が剥がれたのだったはずです。黒の、やはり紐なしのスリッポン。店までの道が歩きにくく、とても遠く感じたものでした。

昨日の場合は踵ですから、歩き憎さはいくらかましでしたが、店に着くまでに取れてしまわないかと、おっかなびっくり。ようやく辿りつき「ともかく足に合う靴を」と何足か見せていただきました。

日頃は優柔不断な店主ですが、記録的なスピードで決断。その場で履き替えて、会館に急いだのでした。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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