2018年06月16日
ニーズにこたえる
午後のお茶休憩を済ませて帳場に戻ると、家人が困り果てたような様子でビニール袋を掲げて店主に申します。
「これ忘れ物。さっき帰られたお客様の。大きなバッグをお持ちだったので、テーブルに置いていただいたのだけど…」
お帰りの際、バッグだけお持ちになり、袋をお忘れになったらしい。日本民藝館の袋で、中に入っているのはおそらく展覧会カタログ。
家人が困っていたのは、そのお客様、荷物を置きたがられなかったのを、たってお願いしたという経緯があったから。
ほんのいっとき立て込んだ、その間にお帰りになられたようで、気づいた時にはお客様の姿はなく、追いかけようもなかったとか。
それでも店主が帳場に座ると、念のためと言って駅の方まで行き、様子を確かめてきたようです。
すっかり気が重くなった家人でしたが、やがて救いの手があらわれました。昨年、近所に越してこられた「べにや民藝店」の店の方が、お客様から電話を貰ったとかで、引き取りに来られたのです。
うすうす気づいていたのですが、べにやさんを訪ねられるお客様の、小店への立ち寄り率は結構高い。
民芸館に来られた方が、べにやさんまで足を延ばされるケースも少なくないようで、その途中に本屋を見つけ、覗いていかれるのでしょう。「民芸関係の本はありますか?」と尋ねられることが増えました。
敬意を表して、その関係の棚を設けてみましょうか。
「これ忘れ物。さっき帰られたお客様の。大きなバッグをお持ちだったので、テーブルに置いていただいたのだけど…」
お帰りの際、バッグだけお持ちになり、袋をお忘れになったらしい。日本民藝館の袋で、中に入っているのはおそらく展覧会カタログ。
家人が困っていたのは、そのお客様、荷物を置きたがられなかったのを、たってお願いしたという経緯があったから。
ほんのいっとき立て込んだ、その間にお帰りになられたようで、気づいた時にはお客様の姿はなく、追いかけようもなかったとか。
それでも店主が帳場に座ると、念のためと言って駅の方まで行き、様子を確かめてきたようです。
すっかり気が重くなった家人でしたが、やがて救いの手があらわれました。昨年、近所に越してこられた「べにや民藝店」の店の方が、お客様から電話を貰ったとかで、引き取りに来られたのです。
うすうす気づいていたのですが、べにやさんを訪ねられるお客様の、小店への立ち寄り率は結構高い。
民芸館に来られた方が、べにやさんまで足を延ばされるケースも少なくないようで、その途中に本屋を見つけ、覗いていかれるのでしょう。「民芸関係の本はありますか?」と尋ねられることが増えました。
敬意を表して、その関係の棚を設けてみましょうか。
konoinfo at 18:30│Comments(0)│
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