2018年08月30日

総会そして懇親会

昨日は東京古書組合の第73回定時総会でした。

組合員総数582名。出席者が90何名だかで、委任状が300通。定足数は満たしているので総会の成立には、何ら支障ありません。

RIMG3139しかし、ある先輩業者が嘆いていたように、役員改選の年に出席者が100名を切る事態となりました。母数が随分減ったのですから、出席率ではあまり変わらないのかもしれませんが。

一方で、委任状の集まりは、随分良くなっているように見受けられます。集め方に工夫が重ねられてきた成果でもあるでしょうが、すべてお任せという組合員が増えていることも確かです。

さしあたって賛否が分かれるような議案がない。もちろん課題はありますが、景気とか社会構造の変化とか書物の未来とか、組合員の力だけでは解決できないことばかり。そこでつい、委任状で済ませようとなるのでしょう。

今年は通常の議案とは別に、2020年に百周年を迎える東京組合の、記念行事についての提案もありました。簡素な式典と、記念誌の出版。その二つが承認されましたが、具体化はこれから。早々に委員会を発足させて、進めていくことになります。

総会終了後に恒例の懇親食事会が、会館7階の会議室を使って行われました。近年定番となっている、新世界飯店の出張料理です。

かつてのように、前置きの挨拶や、スピーチといったものは省略。乾杯と、中締めだけで、あとは各自でお互いに懇親を深めるという、昔の人が見たら嘆くかもしれない、しかし店主などにはかえって好ましい宴でした。

ところでその新世界飯店、お店はもちろん神保町ですが、ケータリングの事業所は桜新町にあるとかで、先日の豪雨で同所が、腰の高さほどに冠水。おかげで食器類などが間に合わせになりましたと、支配人が申し訳なさそうに話していました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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