2018年09月14日
雑誌『民藝』
今日の明治古典会では、明治期の英学関係を中心とした一口物が、店主にとっては興味深いものでした。
リーダーなどの語学教科書が中心でしたが、この時期のものにしては比較的状態が良く、少しばかり手に入れたい誘惑にかられました。
しかし100冊以上の山に仕分けされていましたので、例によって時間と場所の制約から、入札を断念。その代わり、数冊単位で出品されていたうちの1点に的を絞って入札し、下札で手に入れることができました。
面白い本だと思います。手元に届いたら、いずれご紹介させていただきます。
一方、最終台には雑誌『工藝』が幾山かに分けて平積みされていて、同業たちの目を惹いていました。入札封筒の表記によれば102冊あったようです。120冊で揃いとされていますから、18冊が欠本。
日本民藝協会(初め聚楽社)が昭和の初期から戦後にかけて発行した美術誌で、それ自体が工芸品のように手の込んだ造りの号も多く、高額な雑誌の代表格です。
バブル期以降、大きく相場は下がりましたが、今日出品されたものは状態も良かったうえ、いわゆるキキメがほぼ揃っていたとかで、最近としてはかなり良い値になりました。
開業当時は、ご近所からの買取りに、たまにこの『工藝』が1冊2冊、混じっていたことを思い出します。古い家、古い本が、まだ辛うじて残っていたということでしょう。
そういう買い物は、とんとなくなりました。
リーダーなどの語学教科書が中心でしたが、この時期のものにしては比較的状態が良く、少しばかり手に入れたい誘惑にかられました。
しかし100冊以上の山に仕分けされていましたので、例によって時間と場所の制約から、入札を断念。その代わり、数冊単位で出品されていたうちの1点に的を絞って入札し、下札で手に入れることができました。
面白い本だと思います。手元に届いたら、いずれご紹介させていただきます。
一方、最終台には雑誌『工藝』が幾山かに分けて平積みされていて、同業たちの目を惹いていました。入札封筒の表記によれば102冊あったようです。120冊で揃いとされていますから、18冊が欠本。
日本民藝協会(初め聚楽社)が昭和の初期から戦後にかけて発行した美術誌で、それ自体が工芸品のように手の込んだ造りの号も多く、高額な雑誌の代表格です。
バブル期以降、大きく相場は下がりましたが、今日出品されたものは状態も良かったうえ、いわゆるキキメがほぼ揃っていたとかで、最近としてはかなり良い値になりました。
開業当時は、ご近所からの買取りに、たまにこの『工藝』が1冊2冊、混じっていたことを思い出します。古い家、古い本が、まだ辛うじて残っていたということでしょう。
そういう買い物は、とんとなくなりました。
konoinfo at 22:28│Comments(0)│
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