2019年04月01日

送料の悩み

近頃「日本の古本屋」のご注文で、決済されずに時間切れキャンセルというケースが目立ってきたような気がします。小店だけかもしれませんが。

小店の場合、7〜10日経過して何のお手続きもない場合は、一旦ご注文をキャンセルし、売り場に戻させていただいております。

もちろんその前に、1度か2度、お問い合わせのメールをお出しします。それに対して「見落としていた」「システムを勘違いしていた」というお返事もあれば、「少し事情があって」というケースもあり、そうした場合には期間を超えてもお待ちしています。

その「お問い合わせメール」にも反応がないという例が、近頃増えてきたのではないか、というのが店主の感じているところです。

中には、気が変わって取りやめたいという方もおられるでしょう。そういう場合にもご一報いただければありがたいのですが、当方のメッセージを見て、ただ時間切れを待つことにされたとも考えられます。

店主が疑っているのは、送料の影響です。すでに何度も愚痴を申し上げましたが、昨年来、郵送料金改定により梱包した厚さが3cmを超える書籍は、送料が最低510円かかるようになりました。

spinoza例えばこのレクラム文庫は、日本の文庫本より一回り小さく、重量も300g程度ですが、厚さがこれ自体で3cmを超えるため、売価1200円に加えて510円が必要です。

店主でも1000円の注文に対し、1510円の請求が来たら、買うのをためらってしまうかも知れません。

ネット販売だけなら、あらかじめ送料を織り込んだ価格を表示することもできるのですが、店頭販売を行っている以上、それも難しい。

購入前に送料がはっきりわかるようなになっていれば、この問題はかなり解決できるわけですから、今は極力そうしていますが、昔のデータにまで送料情報を加えるのは、それほど簡単な作業ではないのです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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