大市会荷受け

ずいぶん久しぶりに、車で古書会館に行きました。少なくとも、新しい「とらや」のビルを目にするのは初めてのことです。行きも帰りも、道が空いていて気持ちよくドライブできました。

今日は洋書会大市会の荷受け日。役員斑は朝から集合して、出品される荷物を待つことになっております。

店主は、自身の出品物を車に乗せて出かけることにしました。荷造りして送ってもいいほどの量ですが、昨日の明治古典会で買った本を、ついでに持ち帰ろうと考えたからです。

昨日の明古に出品された白っぽい口の中に、いくつもの文庫の山がありました。ちくま学芸文庫、平凡社同時代ライブラリー、講談社学術文庫といった人気レーベルはそれぞれまとめて仕分けられ、それ以外の文庫は適宜、8本とか10本とかに仕分けて積まれていました。

現在、文庫日照りの当店としては、他にたくさん出ていた単行本には見向きもせず、文庫だけに狙いを絞り、少し気合を入れて入札してみたのです。

とは言っても情けないもので、落札できたのは2口16本、およそ300冊程度のものでしたが、今日開かれていた南部地区入札会に行けなかった身としては、最低限の仕入れができて一息つきました。そこで少しでも早く店に持ち帰り、家人に文庫棚の補充をしてもらおうと思ったわけです。

洋書会の荷受けの方は、さほどの量は到着しませんでしたが、サイン入りポートレートのコレクションが届き、ひとしきり仕分けに盛り上がりました。

今回は量より質の大市となりそうです。