2019年05月14日

洋書会大市

量からすればいつになく少ない、点数としても決して多くない大市会でしたが、出来高としては近年にない好成績。量より質と先日申しあげたとおりの結果となりました。

その意味では効率の良い市会でしたが、単に効率だけでなく、盛り上がりも十分ありました。ラフカディオ・ハーン関係の一口、ペトラルカの一口、ケルムスコット・プレスの美本数点、日本東洋関係の稀覯本など、良いものが多く出品されたからです。

さらに飛び入りの地方荷に、サイン入りポートレート数百枚という口がありました。

RIMG3657土曜日にそれを仕分けている時点で、人気が出そうだという予感はありましたが、実際に今日7〜8点に分けたどの封筒にも沢山の札が入り、想像以上の高値になったのです。

日本にこのようなコレクターがおられたのか、と驚くほどの収集ぶり。数量もともかく、クラシック音楽家からロック・ポップ歌手、映画スター、さらには政治家、科学者にいたるまで実に幅広いコレクションでした。

ただしコレクターご本人が保管していたとは思えない、乱雑な状態で箱に詰められていましたから、すでに誰かの手で処分された残りだったかもしれません。それでも丹念に仕分けすると、アインシュタインを始め、珍しい署名入り写真も何点か見つかり、十分面白い口にまとまりました。

それやこれやで、ふだんあまり顔を出さない業者さんも大勢来会され、出品量の少なさを補って余りある熱気が、会場にもたらされたのです。

店主自身としては、今回は買いより売り。ただしささやかな。ケルムスコット本には心を惹かれましたが、買える札を入れる余裕もなく、ただ見ただけに終わりました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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河野書店

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