2019年05月27日

「方丈記」の時代

RIMG3640以前に家人の言として、紙の本の方がスマホやPC画面を見ているより目が疲れない、という意見をご紹介いたしました。

それに異を唱えようというのではありませんが、紙の本を読んでいても目が疲れることには変わりないことを、夜ごと実感しております。

TVを観なくなり、本に親しむ時間が増えるかと思ったのですが、腰の疲れに加えて、目もじきに疲れてしまい、あまり長時間の読書ができません。老眼のせいもありますが。

そこで、疲れて横になったあと、ネットラジオを愛聴するようになりました。らじるらじるの「聞き逃し」メニューに「古典講読」という番組があります。現在は「『方丈記』と鴨長明の人生」が配信されていて、それを追いかけて聴いているのです。

この講師は以前にカルチャーラジオ「文学の世界」に登場された先生だと思うのですが、その時もなかなか面白く聴きました。

ちなみに今は閉店が1時間早くなったため、帰りの車でこの番組を聴くことができません。そこでやはり気に入った放送は「聞き逃し」から追いかけることにしています。

ともあれ「古典講読」も何回か聴き進んで、福原遷都のところまで来ました。詳しい解説のおかげもあって、12世紀末の世界がずっと身近になった気がします。

折も折、昨晩はNHKでスペシャル番組「運慶と快慶」をやっておりました。TVを観ないと申しましたが、天気予報などが気になって、時おりスイッチを入れるのです。なかなか見ごたえのある番組で、つい見入ってしまいました。

この二人が、長明と同時代人であったことを知り、一層興味深く観たのでした。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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