2019年07月18日

消費税問題

今日もまた、検討課題てんこ盛りのTKI定例会議でした。

RIMG3730そのひとつが消費税問題です。この参議院選で自民党が大敗でもしない限り、そして残念なことにそれはまずありそうもないのですが――10月から消費税が10%に改定されます。

軽減税率などという訳の分からないものまであって、商売人には負担の二重奏となり、腹立たしいばかりの日々ですが、「日本の古本屋」には、また別の面倒があるのです。

9月31日を期して、本の販売価格を変えなければなりません。ならないということはないのですが、総額表示ですので、そのままにしておくと、消費税増税2%分を値引きすることになってしまいます。

店主のように、それでも構わないという無精者は少数派で、多くの同業は、一刻も早く税額を切り替えようとすることでしょう。

600万点の在庫に対して一斉にその操作がかかると、サーバーは間違いなくダウンしてしまいます。実際にはどの程度の店が、その作業を行うかは疑問ですが、対策だけは立てておく必要があります。

そこでまず、古書店会員にアンケートを取ることになりました。販売価格を変えるか変えないか。変えるとしたら自分で作業したいか、システム会社にお任せで良いか。

その上で、サーバーの負荷が一時に集中しないよう、調整を図ろうというわけです。

小店はと言えば、5%から8%になったときと同じく、今回も価格をいじるつもりはありません。無精からだけでなく、利益の目減りは痛いけれど、売れなければ目減りもなにもないと思うからです。

同じように考える同業は、そんなに少ないのでしょうか。

konoinfo at 20:00│Comments(0)

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