2019年09月10日

交流資料室

昨日は結局、午後2時ころまで井の頭線が動きませんでした。おかげで店の前を歩く人の数は、あの暑さにもかかわらず普段より多いほどでした。

とはいっても、店に入ってこようという人はなく、店主が会館へ出かけて戻った午後4時近くまで、レジは全く音なしの構え。一日を通じても、ほとんど開店休業の状態でした。

こういう時の救いはネット——のはずなのですが、皆さんそれどころでないのか、いつも以上に反応がなく、外が危険な暑さなら、小店の売り上げも危険なレベル。

と、ここまではゴタク。ナニこの先もゴタクなのですが、今日は午後から洋書会。それが終わっても夕方に役員合同会議で、店に戻る訳にもいかず、会館で時間をつぶすことになりました。

いくらか組合関連の仕事もありましたが、それを済ませても、まだ会議までには間があります。思いついて8階の交流室へ上がりました。ちなみにこのフロアの正式名称は、今では知る人も少ないでしょうが「情報交流資料室」と言います。建築計画の承認を得るための名称です。

その名にいくらかは形を与えようと、何本かの書棚があって本も並んでおります。その一角に古本屋が出した本を集めたコーナーがあり、ふとそこに目をやると懐かしい本が目に入りました。

KIMG1149古書いとうの伊藤昭久さんが書いた『チリ交列伝』。ウチの店の裏のどこかにもあるはずですが、長いこと見ておりません。のちに「ちくま文庫」にも入りましたけれど、この本は2001年の論創社版。

あとがきを、なないろ文庫ふしぎ堂の田村治芳が書いています。呼び捨てにするのもなんですが「田村さん」とも言いづらい。やはり「ななちゃん」でしょうか。久しぶりに開いて、そのあとがきを読みました。

伊藤さんの思い出と、なないろの思い出と、ともどもに立ちのぼって、改めて二人とも既にいないのだと、ふしぎなことのように感じたのでした。

今度、ゆっくり店の裏を探してみることにします。

konoinfo at 21:32│Comments(0)

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