2019年09月22日

完璧な空振り

RIMG3952宅買いに行ってまいりました。なにもお引き取りせずに戻ってまいりましたので、正確には宅買いとは申せませんが。

何日か前にお電話をいただき、日を打ち合わせて今朝ということになっておりました。心配された雨もなく、むしろ日が照って汗ばむほど。

確認のお電話を入れたうえで、車を出して、目的地は5分もあれば着いてしまいそうな目と鼻の先。実際、道も空いておりましたので、それくらいで到着しました。

旧山手通りから入るとすぐのマンション。さいわい向かい側が広いコインパークなので、そこへ駐車。安心して本を拝見できます。台車を押して建物に入り、お部屋を呼び出して中へ入れていただきました。

エレベーターを出ると、お客様が部屋から顔を出されました。うながされてお部屋に入れば、日差しが一杯に差し込んだ見晴らしの良い、フローリングのワンルーム。

すっかり片付いて空っぽの部屋の中央に、低いテーブルがあるだけで、その上にダンボール箱が5つ。「こちらがお話しした5箱です」

ひとつずつ開けてみますと、まず最初の箱は講談社の「青い鳥文庫」。それも近年のものではなく、さらにヤケてカバー欠。次の箱からはふつうの読み物文庫で、こちらも多くがカバー欠。ヤケていることはご同様。

ひととおり拝見してから「大変申し訳ありませんが、お引き取りできるものはございません」とお伝えし、すぐに退散いたしました。

「親が遺した文学書が…」ということでしたから、店で売るものでもあればと思って出かけたのですが、あまりにも見事な空振りに、いっそ気分はスッキリ。駐車代の300円も、惜しいと思いませんでした。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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