2019年09月27日

フリを楽しむ

明治古典会は月末特選市。入札品の開札終了後に、恒例のフリ(競り)が行われました。

店主のような怠け者には、フリはとても勉強になります。その場に座って見ているだけで、商品の相場を知ることができるからです。

入札の場合でも落札者と落札価格を発声いたしますから、注意して聞いていれば、誰がいくらで買ったかということは分かります。

しかしそれが相場であるかどうかは、簡単には判断できません。例えば10万円で落札された品の、2番札が5万円以下ということも、よくあるからです。

それにくらべフリの場合は、競り上がる様子を見ることができますから、その落札価は、より相場を反映していると考えられます。

もちろん、ことはそう単純ではありません。入札にしろフリにしろ、駆け引きは付きものですから。それでも興味を持ってみていれば、それが駆け引きの値か、相場かは、じきに見えてくるものです。

問題は何に興味を持つかですが、店主の場合は看板に掲げているとおり和洋学術芸術書。今では、さほど高価なものは存在しない分野です。明古のフリには、まず登場することがありません。

RIMG3966しかし自分で積極的に扱おうと思わない分野だからこそ、見ていてフリは面白いのです。相場を学べるかどうかはともかく、同業たちの競り合いを眺めているだけでも、下手なドラマより楽しめます。

面白くてタメになる、というところでしょうか。

konoinfo at 22:30│Comments(0)

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