2019年09月28日

値付けに悩む

仕入れた本に、昔の即売展の帯紙や、ラベルの半券が残されていて、そこに書かれている値段に驚かされることが良くあります。

こんな価格で売れた時代もあったのかと、ため息とともに、現在の状況を嘆くことになります。

なにも他店の本ばかりとは限りません。先日、画像をお目に掛けた本のように、自分で売ったものでさえ、今ならとてもつけられない値段だと思うのです。

状態さえ良ければ、今だってその売値(3000円)では安いくらいですが、実はこの本、いわゆる「水くい本」で、裏表紙にムレがあり、全頁の余白部分には水シミ跡が残っています。しかもIndex最終ページの角が破れていて、一部版面が欠けています。

珍しい本であることは確かですが、これほど難点のある本を、現在ならいくらに付けるか。

当時と今とで判断に大きな違いが出るのは、オンデマンド本の存在です。1500円〜3000円で、いつでも手に入れることができるようです。

そのためもあってか、オリジナルの一番状態の良さそうな本でさえ、6000円ほど(+送料)で手に入ることが分かりました。

sadakichiさらに大きな違いは、それを手に入れる手立てがあるということです。ネットを介して、クレジット決済で、誰でも簡単に買うことができます。

ざっとこのような現状で、果たしていくらなら買い手がつくでしょうか。同時に手に入った同じ著者の、もう少し状態の良い本ともども、値付けに悩んでいるところです。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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河野書店

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