2019年10月12日

古書学のすすめ

RIMG4002朝、久しぶりにゆっくり寝て起きました。これで何事もなく過ぎ去れば、まさに災い転じて福というわけですが、こうして書いている今、東京はまだ暴風圏にさえ入っておりません。

体を休めることはできても、心はいっこうに休まらない状態です。

防災情報ばかり追っていると、不安が募る一方ですから、少し気分を変えてタブレット端末から「らじるらじる」を開きました。「聞き逃し」タブを押し、さらに「お気に入り」ボタンを押します。

そこに登録されているひとつに「私の日本語辞典」という番組があり、10月5日から新シリーズで「江戸時代の古書の流通」と題し、誠心堂書店の橋口さんが登場されていることを知っておりました。

知ったのは放送された直後のことでしたが、いつでも聞けると思うと、かえって機を逃してしまうものです。1回30分という比較的短い番組でも、床についてから聞くと、途中で寝てしまうこともよくありますので、聞くからには、きちんと聞きたいという思いでおりました。

その点、今朝は時間がたっぷり。ゆっくり耳を傾けることができました。聞き知った穏やかな声が、アナウンサーの問いに答える形で、古い時代の本屋の暮らしを語ります。

橋口さんの著書のよい読者でない店主にとっては、多くが初めて耳にする話ばかり。こんなところで言い訳けがましいようですが、それでかえって楽しむことができました。

ちなみに橋口さんの肩書きは「古書学者」。いいじゃないですか。あと3回、続きが楽しみです。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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