2019年11月03日

税に馴らされる

RIMG4029お出かけには快適な気候の連休となり、駒場あたりでも、ふだんの休日より人の流れが多かったようです。

店に入ってこられるお客様も初めての方が多く、おかげで「お荷物を置いてください」と、声をかける回数も近頃では最多でした。

そういう中にも、ネット検索でヒットした本を探しに、つまり小店を目的にお越しいただいた方も何人かいらっしゃったようです。昨日今日と、平日よりは、いくらかましな売り上げでした。

10月の売上がひどすぎたとも言えます。お天気のせいだとか、消費税値上げのせいだとか、そんなところに理由をこじつけられれば平和ですが。

消費税といえば、昨日ご来店のお客様から聞いた話。先月から、いきなり表示価格に10パーセントの税を上乗せするようになった古書店があるとか。なかなか大胆です。

今までは税金分をサービスしていた、ということなのでしょうか。もうサービスも限界だというわけでしょうか。つまるところ全商品を1割値上げしたことになります。便乗値上げと言われても仕方ありません。

しかしお客様は淡々としたご様子で「店がなくなるよりマシです」と、受け入れておられるようでした。そんなことで支持を失うような店ではない、ということでしょう。

確かに100円の文庫が110円なら買わないということは、あまりなさそうです。アンケートなどを見ても、消費者は次第に消費税に馴らされてきているよう。それなら小店もやってみますか——というのは、ほんの冗談です。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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