2019年11月27日

消極的な応対

「お久しぶり!今日はおられましたね」

入ってこられたのは、旧東京工業高校(現日本工業大学付属駒場高校)で、かつて国語(おそらく漢文)を教えていらっしゃった先生。最近も何回かおいでになり、その度に店主は不在だったようです。

RIMG4049「私ももう80歳になったので、そろそろ本を整理しようと思ってるんです。子供たちにもうるさく言われますし。ついては、開店の時から知っているオタクにお願いするのが一番良いかと」

確かに開業当時、いち早く常連になっていただいたのは、その高校の数名の先生方で、お昼休みなどに連れ立って、よくご来店いただいていました。そのお一人です。

高校を定年退職されてからも、時々、何かの用で来られた折など、顔を見せてくださってましたので、店主にはさほど、お久しぶりの感じはありませんでしたが。

「受けてもらえますか?」と尋ねられて、お住まいはどちらですかと問い返しますと「国分寺です」というお答え。

実は10年ほど前、この先生のご同僚だった別の先生のお宅まで、蔵書を引き取りに伺ったことがありました。ところは和光市。「古典文庫がほぼ揃っている」というので遠征したのでしたが、当時すでに「ほぼ揃い」では値にならなくなっていて、市場に出して落胆した記憶があります。

お持ちの全集名を幾つかあげてくださるのですが、当時に比べ、店主の体力も落ちております。それ以上にそうした全集の相場が落ちております。さらに車も小型になっていて、多くは積めません。

前向きなお返事が出来ないまま、あらためてご連絡いただくことになりました。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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河野書店

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