2020年01月16日

本というオブジェ

IMG_20191229_075444ある有名ブランドの本棚に、オブジェとして「かっこよく」本を並べたいのだが、見積もりを出してもらえるか、というメールを、もう一月以上前にいただきました。

あまり唐突でしたので、ご要求を確かめるために何回かやり取りを重ねました。

参考にといってメールに添付して送られてきた、メーカーのホームページに掲載されているらしい商品画像。黒や白の本が横になったり、縦になったりして入っています。

そんな感じで、ということのようですが、似たような見てくれの本を新刊で揃えようとすれば、1冊で1万円以上はするでしょう。

そんな金額は出せないから、小店あたりに頼んでくるのでしょうが、確かにその手の本は、もし市場に出てくればずっと安く手に入ります。ただし何時現れるか分からない上に、店主がその注文を受けたとして、似たような注文を他の本屋さんも受けていないとは限りません。

そんなことより、今回のご依頼で一番驚いたのは、モデルルームとかショウルームに使用するのではなく、実際に本棚をご購入されるお客様のためのものだという点です。本棚に中身をつけて販売するというわけです。

それを聞いた時、思わず「お客様は本に触ったり開いたりされることはないのですか?」と尋ねました。すると即座に「ありません」というお返事。棚を飾るオブジェが足りないので、本も並べておくという発想なのでした。

呆れつつも、今さらお断りもできず、どうやって本を集めようかと考え始めた矢先、「お客様から『著者や分野で選ぶことはできますか?』という質問をいただいた」との連絡が入りました。

どうやらお客様は、オブジェと本とを、別のものとしてお考えいただけそうです。仕切りなおして、ご意向を確認しようと思います。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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