2020年01月30日

生まれる前の本

今朝は、預かり本を明日の明古に出品するため、久々、車で古書会館に行ってきました。

お天気は良く、道も空いていて、行って帰って約1時間20分。気持ちの良いドライブでした。これで預かった本が良い値で売れてくれれば言うことなしですが、そううまく問屋が卸すかどうか。

店に戻って洋書の片付け——と行きたかったのですが、その前にやることができました。実は昨日、駒場の某先生から、段ボール3箱のお持ち込みがありました。昨日の店主のセリフそのまま「捨てるには忍びない」と仰って。

朝のうちに、お引き取り価格をメールしておいたら、戻るまでにお返事をいただいていて、「これから追加を持っていくので、合わせてお願いします」とのこと。

お昼から午後にかけて都合6箱、研究室の学生さんが台車で運んで来られました。大きめの箱ですので、昨日と今日合わせて9箱の本は、取り出すと結構な量です。

RIMG4111ふだんでも置き場に苦労するところですが、何しろ昨日届いた洋書2カーゴ弱が、すでにほとんどのスペースを占拠しております。ついに、通路の両側の棚を塞ぐ羽目になりました。

先生の本ですが、大部分が80年代前後の教養書、もしくは研究書。その意味では良い本ばかりなのですが、売れるかというと正直なところ、かなり苦戦が予想されます。

考えてみれば、今の学生さんが生まれる遥か以前の本ばかり。例えば店主が学生のころなら、昭和初めの出版物にあたるわけです。どれほどの人が興味を持つでしょうか。

明日は一日、ほぼこのままの状態です。ご来店の方には、ご不便をおかけしますが、あらかじめご了承ください。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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