2020年03月16日

高買い?の店

午前中、少しゆっくり構え過ぎたツケが、午後に廻ってきました。

前から予定されていたことですが、午後2時、駒場の研究室へ行き、本棚8段の引き取り。5割が文庫という話でしたから、いくらか期待して出かけたのですが、実際には冊数でいえば9割方が文庫と新書。

ただし日当たりの良い場所に置いてあったらしく、ヤケています。ヤケているだけならともかく、岩波文庫などはほとんどがカバーなしの古い版。それでもなまじな単行本よりは売れる可能性が高いので、ありがたいことに違いはありません。

買い取り値をお伝えすると、「そんなにもらえるの?お金になると思わなかった」というお返事に、ガックリと力が抜けました。

IMG_20200316_080831引き取ってきた本を店で整理していると、電話があって「これから段ボール2箱ほど持っていっていいですか?」。お断りする理由はありませんので、どうぞお持ちくださいと答え、作業を続けました。

やがてお電話のお客様。段ボール2箱に紙バッグ1袋。ふだんなら別段どうという量ではないのですが、そこいらじゅうに本が山積みです。

作業を中断して帳場の前に廻り、お持ちいただいた箱と袋から本を取り出し、急いで値踏みいたしました。お値段を申し上げると、即座に「はい結構です」。

お帰りになったあと、あらためて一番に評価した1冊をネットで検索したところ、文庫版3冊になって出ていることが判明。他には、さほど踏めるものがなく、どうも高く買い過ぎたようです。

konoinfo at 19:30│Comments(0)

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