2020年04月11日

揺れる思い

都が休業を要請する6つの業態や施設を公表しました。そのなかに「商業施設」と一括りされて、一般の小売店舗が含まれるようです。

ただし床面積100平米以下の小店の場合、感染防止の対策を取った上で、営業を継続することが認められます。

しかし「防止の対策」と言ったところで、それほどのことができるはずもなく、またもし感染者が小店に立ち寄ったことでも判明した場合、営業の継続は難しくなります。

日ごろ、お客様が来られないことをボヤいてばかりいるくせに、矛盾した言い方になるかもしれませんが、実はこの数日、ご来客が増えているような気がしているのです。

もちろん売り上げが伸びているわけではありません。家に籠って本でも読もうという方が、「図書館も閉まっているし」と、小説文庫などを数冊、まとめ買いされるケースが目立ちます。

あるいは隣がコンビニですから、ついでになんとなく立ち寄られる方もおられるようです。

RIMG4210開いている店が少なくなればなるほど、こうしたお立ち寄りが増加することでしょう。一方で本を読みたいという切実な要求に、多少ともお応えしたいという思いもあります。

協力金という名の休業補償も、現実的になってきました。開けるにも閉めるにも大義名分が立つところが、一番の迷いどころです。

この先、さらに都から具体的な要請があった場合、週明けから店舗を休業するかもしれません。予め、お知らせ申し上げる次第です。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

12月31日から1月3日まで
休業いたします
Profile

河野書店

Archives