2020年06月12日

回復への道のり

休業解除後2週間、今日の明治古典会をもって東京古書会館では、一通りすべての交換会が、再開のスタートを切ったことになります。

奇しくも今日からステップ3となり、東京都の休業要請は、ほぼ全面的に解除されました。そうは言っても再開以降の各市会は、どの会も感染防止対策に気を使い、なかなか今までどおりとはいきません。

明治古典会の場合も、開札時にはその階を閉め切り、経営員だけで開札を行いました。更に落札金額、落札者の発声もなし。

IMG_20200605_080009何とも静かで盛り上がりに欠ける入札会ではありましたが、出品点数は約800点。出来高も思ったより良く、やはり再開を待ちかねていた同業が多かったということでしょうか。

来週からは、従来のパターンで交換会が開かれていきます。果たしてどこまで活気が戻って来るのか、しばらくは不安な市会運営が続くことになります。

明古の再開に伴って、我らの食事会も復活いたしました。市会を終えて、臨時会議も終えると午後6時。以前なら、まともな店はほぼ席の埋まっている時間です。

会館を出て、まずはコロナ以前、一番席の取れなかった店に向かいました。へぎそばの金剛庵です。ところがこの店で、いきなり席が取れました。我われにとっては有りがたいことですが、お店にとっては苦しい状態だということでしょう。

この店に着くまでの、近くに立ち並ぶ飲食店は外から見る限り空席ばかり。中には潰れて、立ち入り禁止の紙が貼られた店もありました。

飲食業界も、立ち直るには、時間がかかりそうです。

konoinfo at 21:28│Comments(0)

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