2020年06月14日

夏落葉

そういう季語があることを、今朝知りました。起き抜けにつけたTVでやっていた、俳句の番組によってです。

最初にスイッチを入れた時は、NHK総合で6時のニュースをやっておりました。それが終わると、次に始まったのは「水害で行方不明となった夫に、妻が送り続けた“届くはずのないメッセージ”」というドキュメンタリー。

ぼんやり眺めるのに適した番組とはいえません。急いでチャンネルを替えるとEテレは短歌の番組。それを音楽代わりとして、まどろみつつ聞いていると、いつしか俳句番組に変わっていて、やがて耳に届いたのが「夏落葉」でした。

IMG_20200610_080043このところ連日、わが家の泰山木が大きな葉を落とし、朝になると歩道を埋め尽くさんばかりに散り敷いています。毎年、大きな白い花を咲かせるこの時期に、盛んに落ちる葉。外国原産の樹だからでしょうか、季語の持っている風情はありませんが、これも紛れもない「夏落葉」です。

庭に積んでおいてもなかなか腐っていきません。堆肥にもなりませんから、掃き集めてゴミバケツに入れると、1週間と経たず満杯に。それを3度か4度ゴミ収集に出すと、シーズンが終了します。

この季節、もう一つ落ちてくるのは梅の実です。こちらは家人のご近所友達が、ボランティアで収穫してくださるようになり、ずいぶんと楽になりました。それでも採りきれず、庭や道路に散乱。歩道で踏みつぶされた実を見つけるたび、肩身の狭い思いがいたします。

実と言えば枇杷の実。今年も取りはぐれました。こちらはカラス(多分)との競争。日ごとに熟すのを待って、そろそろかと思う頃には、先を越されています。

こんな競争力のなさで、良く人類が、生き延びてきたものだと思います。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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