2020年06月16日

コロナに負けず大市会

今日は東京洋書会の大市会でした。

当初予定されていた日時の、およそ一か月遅れ。規模についても、大幅に縮小しての開催です。中止しようかという意見もあった中、出来るだけのことはしようと、挙行することに決めました。

今期当番の役員さんたちは、大変なご苦労だったと思います。開催できるかどうかは情勢次第でしたので、紙の目録を準備することができません。出品の呼びかけも控え気味にして、集まったものを組合エクストラネット上に、WEB目録として紹介することにしました。

集まらなくても困るし、集まりすぎても困る。そんな複雑な心境で迎えた今日の大市ですが、ふたを開けてみると4階ワンフロアで、ほぼ収まりきる分量。

IMG_20200615_181159十分とは決して言えませんが、ちょっとした特選市程度には品物が並び、ふだんの市よりはずっと来場者も多め。それでも密になるほどではない、というところが洋書会です。

それなりに華やかな本が並んだ最終台では、来場者の札を押さえて、リモート入札の地方業者が何点か落札されていました。もっともこれは、コロナ以前からありましたが。

いつもなら大市終了後は打ち上げの酒席が用意され、ひとしきり談論風発するところですが、このご時勢にあってはそれも自粛と、最終発声後に会長が発表。会員が一番寂しい気分になった瞬間でした。

店主はといえば、今年もまた、ほとんど出来高に貢献できずじまい。忸怩たる思いを抱きながら、まだ明るい古書会館を後にいたしました。

konoinfo at 19:14│Comments(0)

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