2020年06月20日

糠喜びした話

昨日の明治古典会では何も落札できなかったのですが、その前の、再開第1回目の市では嬉しい本を手に入れることができました。

英米文学関係の洋書の口が、大きな山にされて数点出ていたのですが、その中の一つで6本口として積まれた中に、それを見つけたのです。

Grove PressThe Collected Works of Samuel Beckettつまりベケットの英文版全集。

RIMG4326お世辞にも上等とは言えない、どちらかと言えば安っぽい作りのハードカバーですが、案外見かけることのない本です。

ほかにはディスプレイに使えそうな本が少しばかりあって、残りは今ではほとんど需要のない文学研究書。あえて山を崩して確かめることもせず、外から眺めただけで入札しておきました。

結果は下札で落札。そのまま2階へ降ろしてルート便のカーゴに積みましたが、翌火曜日になって洋書会に出品するものがないので、それを出品することにし、そこで初めて本を改めました。

巻数の表記はないのですが、ジャケットに印刷されたリストと照合していくと全16巻の揃いであることが判明。これは最近にないヒットだと、思わず頬を緩めたのです。

しかしその喜びは一瞬でした。ある一巻を開くと、標題紙の真ん中に某大学研究室の印が押されています。あわてて他の巻を見てみると、すべて印有り。落胆したことは申すまでもありません。

しかし返品も、値引きもしないことにしました。高くは売れないにしても、損が出ない程度の値はつけられるはずです。その安値に驚いて、買っていただけるのではないかと思っております。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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