2020年06月28日

マスクという苦行

IMG_20200624_074950まだ雨がしっかり降っていた朝方、淡島通りを走ってきて、いつものように「駒場」の信号を左に折れると、駅の方から上がってくる道が、人で埋まっているように見えました。これほどの人波を見るのは久しぶりのことです。

最徐行ですれ違いながら様子を見ると、若い人が多いものの、年齢層に幅があります。服装は一様にカジュアル。「英検かしら」と後ろの席から家人がひと言。

それが正解であったことは、しばらくして分かりました。店を開けて間もなく、何名かのご来客があったのですが、その中のお一人が帳場に来られた時、胸に「英検保護者」というシールを見つけたのです。

伺ってみると、会場は日本工業大学駒場高校だとか。一つの教室に入れる受験生の数を減らし、付き添いの控室はなく「追い出された」とおっしゃってました。

試験の付き添いで来られて、暇をつぶすために読む本を買っていかれる例は、過去にもありました。入学試験などが多いのですが。しかし保護者控室もないとなると、どこで本を読まれるのでしょう。

英検のホームページを見てみると「保護者控室の設置は行いません」と確かに記されていました。午前中にあったのは、準2級と準1級、それに4級の試験。お母さんがついて来られたのは、4級の試験だったでしょうか。いや中学生なら準2級ということも、あり得ます。

それにしても「会場内で必ずマスクを着用してください(マスクはご自身でご用意ください。)」と、当たり前のように書かれていますが、本当に必要なものでしょうか。それで試験を受けるなんて、なんだか気の毒に思えます。

今日は比較的、店に入ってこられるお客様が多く、マスクを着けている時間が長くなって、店番でさえ辛くなったので、つい同情してしまいました。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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