2020年11月13日

残された本

小店が現在の場所に移ってくる前、その名も「駒場駅前ビル」で20年間、お隣同士で店を開いていた中古ピアノ屋さんが先日、店にやってこられました。

ご近所にお住まいで、ときおり顔を合わせて挨拶を交わしてはおりますが、店に来られるのは珍しいことです。

おもむろに「学園のマスターの姉さんが亡くなって、住んでいた甲府の家が取り壊しになるそうだ」と切り出されました。

RIMG4550「学園」というのは同じく駅前ビルに入っていた1軒で、最後まで残って商売を続けていた居酒屋さんです。

なんでもその姉さんの家には、本が「たくさん」残されているという話で、どうしたものかと相談に来られたのでした。

ピアノ屋さんは学園さんとの付き合いも深く、この機会に甲府まで行ってくるつもりだとのこと。「それなら行かれた時に、本棚の写真を撮って送ってください」とお願いしました。それで様子が分かれば、その先の手立ても考えられます。

今日、再びピアノ屋さんが来られ「実はすぐにも取り壊すというので昨日行ってきた」とおっしゃいます。「時間もないので、目についた本を少しだけ運んできたから見てほしい」とのこと。

そして運ばれてきた本を拝見すると、ダンボール3箱のうち半分は市場でも値のつかない本。残りを些少の金額で引き取らせてもらいました。

その場でピアノ屋さんが学園のマスターに電話すると、値が付いたこと自体に驚かれたとか。

持ってこられなかった本の写真も見せていただいたのですが、想像していたより白っぽく、もし相談されれば地元の本屋さんを紹介するところでした。

konoinfo at 18:35│Comments(0)

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河野書店

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