2020年11月23日

不思議な質問

何度かご来店いただいている若い外国人男性から「英語の本は置いてますか?」と尋ねられました。

初めて来られた外国の方から、同じ質問を受けることは時おりあり、常々家人と、不思議だと首を傾げております。

たとえば自分たちが外国で書店に入ることがあるとして、「日本語の本はありますか?」と尋ねるとしたら、どういう場合でしょう。

棚を見回して、すぐ日本書が目に入ればそういう質問はしないはずです。小店の場合、店内でまず目につくのは、日本書よりも洋書だと思うのですが。

それでも初来店なら、なにやら本が並んでいることは認識しても、背文字までは目に入らないこともあり得ます。ですから、まず棚を指さして「ご覧のとおりです」とお答えすることが通例です。

しかし今回の場合は、冒頭でも申し上げたとおり、見覚えのある方。返事にためらいました。そもそも、ご質問も日本語です。

そこでひとまず「沢山ありますよ」とお答えして「どんな本をお探しですか?」と問い返してみました。すると「ドストエフスキーはありますか?」とのお尋ね。

RIMG4567なるほど、ドストエフスキーの英訳本をお探しで、そのきっかけとして最初のご質問があったと考えれば納得もできます。

残念ながら在庫はありませんでしたが、別のペーパーバックをお買い上げくださって、お帰りになりました。

これからは、この質問を、単なるご挨拶として受け取ることにしようと思います。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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河野書店

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