2020年11月24日

見かけと古書価

今月の東京洋書会は、先々週と今日の2回しかありませんでした。第一週は3日の文化の日と重なり休会、先週17日は東京古典会大市会のため休会。

当番としては、ラッキーだったと言えます。しかし会として考えれば、また商売をする身としても、単純に喜べる話ではありません。いたし方ないことではありますが。

その2度しかない11月の洋書会の、今日は月末特選市。ネット入札併用市で、緋毛氈の上には古革装の立派な本が数多く並びました。地方から送られてきたヨーロッパの法制史関係の一口です。

RIMG4565そのほかに、中世英語英文学の一口が出品されましたが、これは2回に分けて出品されるという、その第1弾。いわば前哨戦として、まずペーパーバック類がまとめて出されました。

それでも結構な量ですから、ほかの出品と併せ、今日の市会はまずまず賑やかのものとなったわけです。

ただし出来高は、法制史関係の本に思ったほどの札が入らず、期待を下回るものであったと言わねばなりません。

18世紀の総革装の重々しい法律書は、店主の目から見てもいかにも高そうなので、つい勝手に皮算用をしてしまったのですが、冷静に需要を考えれば、飾り用にしかならないものが多いということでしょう。

お断りしておけば、皮算用をしたのは店主自身であり、出品された荷主さんの方は初めから冷静だったようです。

こういう本を買い取りに伺う機会がそれほどあるとは思いませんが、見かけに目を眩まされないための、よい勉強になりました。


konoinfo at 18:30│Comments(0)

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河野書店

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