2021年02月24日

適正価格

お昼時、家人が店番をしているときに、お客様から本のお尋ねを受けたそうです。

それが聞くからに、いかにもピジネス書といったタイトルだったので、「そいういう本は、ウチでは入ったとしても表の均一に並べてしまいますから、そこになければ在庫はありません」などと返事をしたのだとか。

RIMG4755すると「Am*zonには出ているのだが怖ろしく高い。『日本の古本屋』には探求書のリクエストを送っているのだが、一向に入荷連絡がない」と、ボヤいてお帰りになったということです。

昼食を済ませた店主が帳場に行くと、お客様から伺ったタイトルで検索したAm*zonのページが開いたままになっていました。そして、以上の説明。

画面に出ていた本は、35年前に出版されたもので、ある企業の創成譚といったところでしょうか。1点の中古品があるだけで、価格は17,500円。たしかに「怖ろしく高い」と思います。

「こういう出品者がいるんだよね」と家人とうなずき合って、あらためて出品者を見ると、店名のあとに「全古書連加盟店」の文字があることに気がつきました。

小店と同じ、プロの古本屋の出品だったのです。思わず考えこまされました。

お客様から頼まれて本を探すとき、よくAm*zonを調べるのですが、しばしば突飛な価格に驚かされます。「売れれば儲けもの」という、素人さんの付け値だとばかり思っていましたが、必ずしもそうでないこともあるわけです。

ほかのどこを探してもなくて、それがどうしても必要だとなれば、傍目に突飛な価格でも、求めざるをえないことはあるでしょう。

そうして売れたとすれば、それは結果的に適正価格だったということになるのでしょうか。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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河野書店

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