2021年12月04日

匿名の記者

明治古典会では、ほぼ決まった仲間と連れ立って昼食に出かけます。

その中の一人が、外口書店の外口さん。吉祥寺駅北口のサンロード商店街に店を構え、一昨日ご紹介した季刊「銀花」の記事にも「繁華街の古本屋としては全国でもトップクラス」と紹介されています。

昨日のお昼も一緒に「たんぽぽ」で食事をしましたので、その記事の話を持ち出してみました。するとよく記憶しており、「中央線沿線の古本屋さん」というタイトルも覚えていました。

DSC_0449そこで「いったい誰があの記事を書いたのだろう」と疑問を呈したところ、ただちに「藤井さんでしょ」という答えが返ってきたのです。「藤井さん」というのは藤井書店の藤井希望さん。

ご当人から「書いておくから」と言われたそうですから、間違いはなさそうですが、少し不思議に思われることがあります。仮に、同誌の記者以外が書いたものであれば、筆者を明らかにするのがふつうではないでしょうか。

ただ各店の紹介に、店主の経歴に触れていることが多く、一記者が取材して書いたとすると、一軒一軒のインタビューだけでも、相当の時間が掛かったはずです。

そう考えると、いかに編集長の今井田さんが古本業界に通じていたとはいえ、事情通の業者が書いたと見るほうが腑に落ちます。

あるいは藤井さん、名前は出さないようにという条件でお書きになったのかもしれません。穿鑿がましい話になってしまい、反省しております。

konoinfo at 18:30│Comments(0)

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